コラム

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大阪880万人訓練?

 

大阪事務局スタッフの清見です。

 

先日、通勤中の地下鉄駅構内でのことです。毎日使用する駅なので、普段は駅のアナウンスを気にすることはありません。がふと、発着する電車の騒音の中から、「○月○日、大阪880万人訓練…」というアナウンスが断片的に耳に入りました。

 

そのフレーズが気になったので、昼休みに「大阪880万人」で検索してみると、東海・東南海・南海地震が発生したことを想定して、大阪府が9月5日(水)午前11時に大阪府民880万人全員参加を目指した災害対策訓練を実施するとのことでした。

 

訓練内容は、9月5日午前11時に大阪府内にあるエリアメール対応携帯電話に訓練緊急地震速報メールが一斉送信され、学校などに設置された屋外スピーカーによる防災行政無線が流されるというものです。その際、緊急地震速報に対応した携帯電話約350万台が一斉に鳴動すると推定されています。マナーモード中であっても強制的に音がなるそうなので、携帯電話が鳴ってはならない場所では電源を切っておく必要がありますのでご注意ください。

 

今回の「大阪880万人訓練」とこれまでの訓練との違いは「参加者一人一人が自分で考えて行動する」という点にあります。従来の行政主導の避難訓練での、あらかじめ決まったシナリオに沿って進めていくというものではなく、参加者一人一人が訓練までにどんな準備が必要かを考え、それを訓練当日に実際にやってみて、終わった後に反省点を考えて今後につなげるという流れをイメージしているのだそうです。

 

今日本は地震の活動期に入っていると指摘されています。これまで地震がほとんど起こっていない地域であっても、油断はできません。私自身、今回の訓練を契機にして、もしもの事態に備えて何を準備しておかなければならないか、また、もしもの事態が起こってしまった場合に何をし、どう行動したらいいのかを考えていきたいと思っています。

 

平成24年9月3日

相続安心サポートセンター スタッフ 清見

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