すっかり秋めいた空になりました。
衣替えの時期ですね。
これを機に、一年ぶりに“断捨離”を決行しようと計画中の藤田です。
数年前から注目され、今や定着した断捨離。
『断捨離』(だんしゃり)とは、ヨガの「断行」「捨行」「離行」という考え方を応用して、人生や日常生活に不要なものを断つ、また捨てることで、ものへの執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れようという考えです。
断=入ってくる不要なモノを断つ
捨=家にずっとある不要なモノを捨てる
離=モノへの執着から離れる
このモノは“今”の自分にとって必要かどうか、“今”の自分を豊かにしてくれるかどうかを問い、取捨選択していきます。
思いきってモノを手放すことで、空間・時間・エネルギーにゆとりが出て、それが気持ちのゆとりにつながる。引き算の法則で人生の停滞を取り除き、新陳代謝を促すというものです。
私も昨年実行した際、部屋がすっきりしただけではなく、本当に心が軽くなり、対人関係や仕事への姿勢なども見直すことができ、健康状態も安定したような、思いもよらない効果を感じられました。
それ以降、日常的に断捨離の心構えを身につけているつもりでしたが、一年も経つと、どうもまたモノに振り回されているような感覚に陥ってきました。
そこで今年は、基本の物質的な断捨離に加えて、もう一歩踏み込んだ自分のことも断捨離しようと計画しています。
まず手始めに、『自分ノート』なるものを作成してみることにしました。今流行りのエンディングノートのようなものです。
このノートは2冊用意しました。1冊目は緊急入院したときなどに必要な情報を記した医療関係のノートです。内容は、血液型、持病・病歴・かかりつけ医、加入している保険、誰に連絡してほしいか、脳死状態になった場合の希望などです。
2冊目は財産ノートです。こちらの内容は、預貯金の口座番号やその他金融資産について、保有するクレジットカード、契約関係、私物の処分方法の希望、自分の経歴、大切な人へのメッセージなどです。
このように冷静に書き出してみると、「この口座やクレジットカードは無くても良いのでは?」「この私物は今の私には必要ないな…」など、断捨離の第一歩となりました。
「まだエンディングノートは早いでしょ…」そう思っている方にこそ、ぜひ試していただきたいです。
今後自分がどう人生を歩むのか、歩みたいのか、道標となり得るかもしれません。
平成24年10月1日
相続安心サポートセンター スタッフ 藤田