平成24年5月22日、日経新聞に以下の記事が掲載されました。
日本石材産業協会(東京都千代田区)が、昨年20~60代を対象に実施した今後の墓のあり方に
対する意識調査では、5割以上が「家」としての墓より「個人」の墓がよいと回答した。
特に20~30代の女性では、その人らしい人生を表現した墓や夫婦だけの墓を希望する人の割合は
8割を超えた。一方、60代で個人の墓に肯定的な割合は男女とも4割程度だった。
この調査によると、個人の墓を望む人は若い人ほど多いといえますが、墓地購入にはどれほどお金が必要なのでしょうか。
第一に墓石費用です。これには墓石本体、外柵、施行費の3つが含まれています。平均額は東日本が146万円、西日本が124万円となっており、東日本のほうがすこし高いことがわかります。また、墓石の種類によって値段は大きく変わってきます。
第二に永代使用料。1区画あたりの永代使用料の平均額は東日本が50万円、西日本が61万円となっており、こちらは西日本のほうがすこし高めです。
第三に、施設の維持費や運営管理に使われる管理費。平均額は東日本が6,018円、西日本が5,096円と、大きな違いはありません。
このように墓地購入には大きく3つの費用が発生します。さらに墓石の彫刻、埋葬代、お布施等々、あわせると200万円ほどが必要になってくるでしょう。
さて、日本消費者協会によると、葬儀費用の合計は約200万円と、墓地購入費用とほぼ同額です。
墓地購入は非常に大きな買い物であり、何年にもわたって管理していく人たちが必要とされます。
遺言状には相続財産のこと以外にも、葬儀や墓地について書くことができます。これから遺言状をのこそうとされている方は、お墓についても自分の希望を伝えておいたほうが良いかもしれません。
平成24年8月3日
相続安心サポートセンター スタッフ 金